9月ごろから
ちょっとずつ読み始めた本。

主人公は
兄に彼女をとられてしまった大学生の男の子。
彼女に振られ失恋してから、
バイト先のペンションの人々との出会いによって
少しずつ
失恋を克服し
成長していく物語です。

当時のあたしにとって
失恋っていうのは
まさにタイムリーで(苦笑)
主人公の気持ちが
痛いくらいに分かりました。

この本の好きなところは
ただ
「失恋を克服する」
ということにだけとらわれていない所。
始めは
イヤイヤながら関わっていた人々。
その人たちの心に触れていくことで
自分の考えや価値観が
自然と変わっていく・・・

人を変えるのは
自分自身の力だけじゃない。
人によって傷ついた気持ちは
人との出会い、
人との関わりによって
少しずつ癒えていくんだなぁ
って学びました。

そして、
物語が「静か」に進んでいくところも好き。
ハリウッド映画や
アクション小説のように
なにか大きな事件や
衝撃的な出来事が起こるわけじゃない。

ただ、
ただ静かに進む。
それは
ほんとうに
人一人の生活そのものだと思う。
静かな日常にこそ、
大切な何かが眠っているんだよね。

この本を読み終わると
心が透明になる感じがします。
ドロドロとした
汚れた気持ちや感情が
浄化されていく感覚。

今は
下巻の最初の方で止まってますが(苦笑)、
また
少しずつ読み始めようかなー
って思ってます。

☆BGM☆// m-flo 「Come Back To Me」

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